2022.01.01
アンダーカットは、溶接欠陥の1つです。
では、具体的にアンダーカットとはどういったものなのでしょうか。
そこで今回は、アンダーカットについて詳しくご紹介します。
▼アンダーカットとは
アンダーカットは、溶接ビード側面がノッチ状に掘られてしまった状態をいいます。
溶接電流や速度が高すぎることが原因で、アークでガウジングされた箇所が溶融プールで埋めきれないときに起こります。
アンダーカットが起こると、強度低下の恐れがあります。
■アンダーカットの原因
アンダーカットの原因は、溶接電流や速度が高すぎることですが、もう1つあります。
それは運棒方法の間違いです。
運棒方法の間違いは、初心者にありがちなミスなのでしっかり確認しましょう。
■アンダーカットの対策
アンダーカットの対策は、溶接電流と速度を低くすることです。
振動の多い場所や熱の膨張伸縮がしやすい場所もアンダーカットになりやすいので、注意する必要があります。
また初心者であれば、ウィービングをする際は両端で止めることと溶接棒の角度を立てることを意識するようにしましょう。
▼まとめ
アンダーカットとは、溶接で起こる欠陥の1つです。
強度低下が起こり、クオリティが下がってしまうのでできる限り起こさないようにしましょう。
アンダーカットを防ぐためには、溶接電流と速度を低くすることを意識してください。
また「有限会社山邊鉄工」では、日立市を中心に溶接工事をおこなっています。
溶接工事の依頼がある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。